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レバレッジとロスカットについて
FXではレバレッジを使った取引が一般的であり、
預けた証拠金の最大25倍の資金を動かし取引ができます。
少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みがメリットでもあります。
1ドル100円の時、証拠金100万円で10万ドルの取引を行う場合、
「10倍のレバレッジを効かせている」ことになります。
「（100円 × 10万ドル）÷ 100万円 ＝ 10」となり、10倍のレバレッジをかけた取引が可能です。
110円で売ると「差額10円 × 10万ドル ＝ 100万円」で、100万円の利益が得られます。
これらは証券会社が用意したトレードシステムによって自動で計算されます。
こういった仕組みだということを理解しておきましょう。
基本レバレッジは最大設定されていることが多いと思いますが、
証券会社によって設定で倍率を上げたり、引き下げたりも可能です。調べてみましょう。
■ ロスカットルール
レバレッジをかけていつまでもポジションをもっていれる、といったことはありません。
100万円の資金を用意し、100万円全額でポジションを持つといったことは無謀です。
現実には 安全装置である「ロスカット」というものが設定されています。
証拠金維持率が100%を下回ると、
損失が膨らむ前に取引が自動的に強制終了するようになっています。
レバレッジの倍率が高くなると、それだけ損失する額も大きくなります。
投資家の資産を守るシステムという定義ではあるのですが、
「FXはロスカットがあるから危険」という認識が広がっています。
正直資産管理をしたトレードができる方からすると、
金融機関を有利にするルールとも思えます。
通貨ペアを取引する必要証拠金しか預けていなかった場合は、
すぐに証拠金不足に陥る可能性があります。
証拠金維持率を維持するため、必要証拠金よりも多めの資金を口座に入れる必要があります。
証拠金維持率（％）は、
「純資産（リアルタイムで変動する）÷必要証拠金×100 」
という計算式で算出ができます。
この数値が100％を超えて推移していれば証拠金不足にはならずロスカットされません。
証拠金維持率が100%以下になると証拠金不足が発生し、
すべてのポジションが自動的に決済されるルールになっています。
このロスカットルールが意外とやっかいなもので、
スプレッドが広がったときなどの急激な変化で終了すると判定にかかることもあります。
慎重に取引を行うようにしましょう。
ロスカットが発生する前に、自分の判断でストップロス注文を出せるようにしましょう。
ロスカットの判定が出た時、避けるためには下記のような方法があります。
・口座に追加資金を入れる
・ポジションの一部を決済する
証拠金維持率によるロスカットを免れるに覚えておきましょう。
またレバレッジを3倍程度にとどめておけば、
証拠金不足に追い込まれるおそれが一般的に少ないらしいです。
ただ、もっと倍率を上げた取引をするのが主流でしょうから、参考までに。
